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記憶のかけらを呼び起こす、ちいさな日常のワンダーランド

Mozuミニチュア展〜ようこそ、ちいさな世界へ。〜 in 銀座

2025年11月12日(水)から12月21日(日)まで、銀座三越で「Mozuミニチュア展 〜 ようこそ、ちいさな世界へ。〜 in 銀座」を開催中です。精巧なミニチュア作品で注目を集めるクリエイター・Mozu による巡回展で、SNSで大きな反響を呼んできた代表作や最新作が登場し、幼い頃の記憶がふっと蘇るような「ちいさな世界」が会場に広がります。

Mozu は1998年生まれの若手クリエイターで、コマ撮りアニメ、ミニチュア、トリックラクガキの3分野で活動。高校生時代に制作した「自分の部屋のミニチュア」がSNSで注目され、一躍話題に。以来、YouTube や Instagram を中心に多くのファンを持つ人気作家です。

クリエイター・Mozu。高校在学中に、自分の部屋を実寸そのままに再現したミニチュアを制作し、「本物にしか見えない」と大きなバズを呼ぶ。SNS総フォロワー数は150万超(2025年8月時点)。NY ADC Young Guns 19「Creative Choice Award」受賞など、国内外で評価を高める気鋭のクリエイターである

Mozuの作品には、人の暮らしの跡を感じさせる「生活の気配」があり、精巧でありながら懐かしさがにじむ情景表現が特徴です。細部の傷や紙の質感、光の反射に至るまでリアルに表現しており、「小さいのに懐かしい」「見たことあるのに新しい」という、不思議な感覚に。ミニチュアという枠を超えて人々の心を捉えています。

今回の展覧会で注目なのが、最新作「こびとの縁側」です。おばあちゃん家の夏休みをイメージした作品で、自由研究ノートや虫かご、風に揺れるカーテン、食べかけのスイカの皮まで、夏の匂いが漂う情景が丁寧に作り込まれています。縁側に腰かけたときの体温や、夕暮れの風の流れまで感じられるような、どこか温かい時間が流れています。

待望の新作「こびとの縁側」。自由研究のノートやカブトムシ、スイカの皮と首振り扇風機。甘く懐かしい夏の匂いを感じ取れる

光の入り方、影の落ち方、素材の質感まで本物さながら

SNSで広く知られる代表作も勢揃いします。「こびとの秘密基地」は、最低限の生活道具を詰め込んだ「小さなくらし」の理想形。レンジの中では野菜スープが温まるのを待ち、散らかった工具やメモ書きに、生活の息遣いが宿ります。

「こびとの秘密基地」。棚に整然と並ぶ生活用品からレンジの中のスープまで、すべてが生活の匂いをまとっている

「こびとのお風呂」は、実家のお風呂場を思い出しながら制作された作品。ひらがなポスターの端が少しめくれている様子や、くるくると丸められるお風呂の蓋の質感まで再現され、思わず作品の前で足を止めて眺めてしまうほどの完成度です。作品を通して、自分の記憶とこびとの日常がふっと重なる瞬間が訪れます。

「こびとのお風呂」。見覚えのある実家の浴室をミニチュアで再現。細部にリアルが宿っている

展示空間には、作品づくりの裏側を覗けるエリアもあります。Mozuが実際に使用している作業机をそのまま再現した空間では、工具の置き方、カッター跡の残る机の表面、散らばる紙片など、制作現場のリアルをそのまま感じられます。どのように作品が生まれ、どんな時間を積み重ねて精巧なミニチュアが形づくられていくのかを、間近で体感できる貴重な展示です。

作業効率を最大限に高めるため、使う道具は全て手の届く場所に配置されたMozuの作業机を再現

Mozuが創り出す作品に目を凝らしていると、遠い日々の匂いや音、手触りの記憶がふっとよみがえり、現実と空想が静かに溶け合うような感覚が生まれます。銀座という都市の真ん中で、どこか懐かしい「ちいさな世界」を旅してみてください。

edit & write: yoko sueyoshi

イベント名:Mozuミニチュア展 〜ようこそ、ちいさな世界へ。〜 in 銀座
会期:2025年11月12日(水)〜12月21日(日)
会場:銀座三越 新館7階 催物会場
時間:午前10時〜午後8時
※最終日は午後6時閉場
※全日程・日時指定制(入場は閉場1時間前まで)
※12月5日(金)は終日閉場
チケット:当日一般・大学生・高校生2000円、小・中学生1000円、未就学児は入場無料
グッズ付き日時指定チケット(数量限定)3000円


※展示内容・イベント・開場時間は変更される可能性があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
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