東京都渋谷区に拠点を構えるクローク株式会社(CROAK Inc.)は、ライブストリーミング配信専門スタジオを運営し、高品質な番組制作を手がける企業です。300インチLEDを常設した最新鋭のスタジオと確かな技術力で、記者会見から大規模ゲームイベントまで、あらゆるライブコミュニケーションをサポートしています。技術と人間力を融合させ、クライアントの情報価値を最大化する同社の強みと、変化する業界での次なる挑戦について伺いました。
“ライブ配信の伝える力”を信じて、たったひとりで踏み出した第一歩
——最初に、御社の企業理念と事業内容についてお聞かせください。
CROAK 代表取締役 原田 厳氏(以下、原田):当社は、2010年の創業以来、Ustreamの黎明期からニコニコ生放送の台頭、そして現在のeスポーツまで、ライブ配信業界の変遷とともに歩んできました。
企業理念として掲げているのは、「最適な情報コミュニケーションを提供し、クライアントの情報価値の最大化に貢献すること」。現在は、ライブストリーミング配信専門のスタジオ運営と番組制作を主軸に、企画からテクニカルサポート、スタジオ貸出、機材・人材提供まで、配信に関わるあらゆるサービスをワンストップで提供しています。
——原田さんは創業者でもいらっしゃいますが、どのような経緯で会社を設立されたのでしょうか?
原田:私自身は、もともと海外旅行業界でキャリアをスタートしましたが、9.11をきっかけに業界が大きく変わり、IT分野へと転身。その後は独立し、いくつかの事業を経て2010年頃、Ustreamという新しいプラットフォームに出会ったことをきっかけに、ライブ配信の世界へ踏み出しました。
ひとりで事業を立ち上げたため手探りでスタートしましたが、ライブという新しい情報発信の形に大きな価値を感じていました。結果的に「企業の情報発信に、共感をプラスする支援」という方向性が自然と固まっていったのです。
CROAK 代表取締役 原田 厳氏(以下、原田):当社は、2010年の創業以来、Ustreamの黎明期からニコニコ生放送の台頭、そして現在のeスポーツまで、ライブ配信業界の変遷とともに歩んできました。
企業理念として掲げているのは、「最適な情報コミュニケーションを提供し、クライアントの情報価値の最大化に貢献すること」。現在は、ライブストリーミング配信専門のスタジオ運営と番組制作を主軸に、企画からテクニカルサポート、スタジオ貸出、機材・人材提供まで、配信に関わるあらゆるサービスをワンストップで提供しています。
——原田さんは創業者でもいらっしゃいますが、どのような経緯で会社を設立されたのでしょうか?
原田:私自身は、もともと海外旅行業界でキャリアをスタートしましたが、9.11をきっかけに業界が大きく変わり、IT分野へと転身。その後は独立し、いくつかの事業を経て2010年頃、Ustreamという新しいプラットフォームに出会ったことをきっかけに、ライブ配信の世界へ踏み出しました。
ひとりで事業を立ち上げたため手探りでスタートしましたが、ライブという新しい情報発信の形に大きな価値を感じていました。結果的に「企業の情報発信に、共感をプラスする支援」という方向性が自然と固まっていったのです。

CROAK 代表取締役 原田 厳氏。海外旅行関連企業に長年従事し、営業から事業統括等を経験。その後、ヤフー株式会社にて、営業企画、コマース部門などを担当。 広告系ベンチャー企業の創業メンバーを経て、2010年5月クローク株式会社を設立と同時に代表に就任
——具体的には、どのようなサービスを展開されているのでしょうか。
原田:企画制作から一貫して行うケース、スタジオのみを提供するケース、テクニカルスタッフのみを派遣するケースなど、クライアントニーズに応じた複数の形態があります。業界別に見てみると、特にゲーム関連企業との取引が多く、制作会社からの依頼でテクニカル面と会場をセットで提供するケースも増えています。
体制としては、創業から5年ほどは3名程度と小規模でしたが、現在のスタジオ移転を機に人材確保が進み、現在は社員10名ほどのコンパクトながら機動力のある組織となりました。特にテクニカルスタッフには、配信管理からカメラワーク、映像スイッチングまで、3〜4年かけて全般的なスキルを習得してもらう育成プログラムを設けています。制作系のスタッフはADから台本作成までをカバーしています。
原田:企画制作から一貫して行うケース、スタジオのみを提供するケース、テクニカルスタッフのみを派遣するケースなど、クライアントニーズに応じた複数の形態があります。業界別に見てみると、特にゲーム関連企業との取引が多く、制作会社からの依頼でテクニカル面と会場をセットで提供するケースも増えています。
体制としては、創業から5年ほどは3名程度と小規模でしたが、現在のスタジオ移転を機に人材確保が進み、現在は社員10名ほどのコンパクトながら機動力のある組織となりました。特にテクニカルスタッフには、配信管理からカメラワーク、映像スイッチングまで、3〜4年かけて全般的なスキルを習得してもらう育成プログラムを設けています。制作系のスタッフはADから台本作成までをカバーしています。

原田氏が自ら設計したスタジオ。カメラ映えする内装が企業の魅力を最大限に引き出してくれる
——創業初期はまだライブ配信が一般的ではなかったと思います。今の規模になるまで、どのような道のりがあったのでしょうか。
原田:創業2年目からは黒字化を達成したので、客観的に振り返ると経営的な苦労はなかったかもしれません。ただ、最初の頃は案件の単価が低く、ほぼサービスに近い条件での受注も珍しくありませんでした。
そこで、事業基盤構築のため、自らUstreamやFacebookの勉強会を定期的に開催し、累計5,000人程の参加者を集めました。これが案件獲得につながり、その後ニコニコ生放送の台頭と共に事業機会が急増しました。
ほとんど営業活動を行わずに成長できた時期もありますが、成長の大きなターニングポイントとなったのはスタジオ移転です。スペースを2倍に拡大したことが売上の倍増に直結し、現在のスタジオ開設後は売上規模が2〜3倍に成長しました。
コロナ禍では需要が急増しましたが、現在は競合増加により市場環境が変化してきました。小規模案件が減少し、大型案件が中心となる傾向にあり、ビジネスモデルの調整が必要な時期に来ていると認識しています。
原田:創業2年目からは黒字化を達成したので、客観的に振り返ると経営的な苦労はなかったかもしれません。ただ、最初の頃は案件の単価が低く、ほぼサービスに近い条件での受注も珍しくありませんでした。
そこで、事業基盤構築のため、自らUstreamやFacebookの勉強会を定期的に開催し、累計5,000人程の参加者を集めました。これが案件獲得につながり、その後ニコニコ生放送の台頭と共に事業機会が急増しました。
ほとんど営業活動を行わずに成長できた時期もありますが、成長の大きなターニングポイントとなったのはスタジオ移転です。スペースを2倍に拡大したことが売上の倍増に直結し、現在のスタジオ開設後は売上規模が2〜3倍に成長しました。
コロナ禍では需要が急増しましたが、現在は競合増加により市場環境が変化してきました。小規模案件が減少し、大型案件が中心となる傾向にあり、ビジネスモデルの調整が必要な時期に来ていると認識しています。

恵比寿駅徒歩7分の立地にある「CROAK Prime Studio」。大型スタジオと多目的スペースを完備し、大規模イベント中継やプレス発表会等にも幅広く対応している
「ミスしないこと」がすべて。プロの矜持があるからこそ、信頼に足るライブ配信を実現できる
——ライブ配信を取り巻く状況が変わる中、現在は特にどのような点が御社の強みだと感じていますか。
原田:当社の最大の強みは、数多くの現場経験から培われたノウハウの蓄積です。例えば、「事前準備の徹底度」へのこだわりについて言えば、大型案件や、新しい仕組みを使用する場合、仮組みと検証を行い、想定される課題を本番前に解決します。
万全の準備を怠らない姿勢は、4日間で40番組を連続して配信するような大規模案件も安定して遂行できる体制構築にもつながっています。ミスや事故を未然に防ぎ、万が一の際も迅速に対応できる体制を目指しております。
原田:当社の最大の強みは、数多くの現場経験から培われたノウハウの蓄積です。例えば、「事前準備の徹底度」へのこだわりについて言えば、大型案件や、新しい仕組みを使用する場合、仮組みと検証を行い、想定される課題を本番前に解決します。
万全の準備を怠らない姿勢は、4日間で40番組を連続して配信するような大規模案件も安定して遂行できる体制構築にもつながっています。ミスや事故を未然に防ぎ、万が一の際も迅速に対応できる体制を目指しております。

3.9mmピッチ300インチ相当のLEDスクリーンを常備したMAIN STUDIO
——プラットフォームの多様化や素人の自主制作番組も増加する中、プロとしてライブ配信の番組を企画・制作する上でこだわっているポイントを教えてください。
原田:当社はプロフェッショナルとして、品質の基準を高く設定しています。特に映像と音声の質には妥協しません。例えば、音声について言えば、1セット20万円程度するマイクシステムを複数配備するなど、ハードウェアの投資を重視しています。
もう一つの特徴は、徹底したバックアップ体制です。機材障害による配信停止は絶対に避けるべきリスクであり、主要機材はすべて予備を含めて120%の準備を基本方針としています。いかなる状況でも配信を継続できるように整備。小さな事故でもカバーできる体制が、クライアントからの信頼獲得の基盤となっています。
原田:当社はプロフェッショナルとして、品質の基準を高く設定しています。特に映像と音声の質には妥協しません。例えば、音声について言えば、1セット20万円程度するマイクシステムを複数配備するなど、ハードウェアの投資を重視しています。
もう一つの特徴は、徹底したバックアップ体制です。機材障害による配信停止は絶対に避けるべきリスクであり、主要機材はすべて予備を含めて120%の準備を基本方針としています。いかなる状況でも配信を継続できるように整備。小さな事故でもカバーできる体制が、クライアントからの信頼獲得の基盤となっています。

MAIN STUDIOには、多種多様な映像、音響関係の機材を常設している
——これまでご担当された案件の中で、印象的な事例についてもお聞かせください。
原田:先日行われたスマホ用RPGの8周年公開生放送は、特に印象深いものでした。当社は設立3年目から、このタイトルの生配信を継続的にサポートしていますが、今回はイベントの美術設計から空間全体のプロデュースまで一貫して担当できたことが大きな成果でした。
特筆すべきは参加者の温かい雰囲気です。このイベントでは終始ポジティブな空気に包まれていました。長期にわたる信頼関係の構築が、こうした成功につながっていると実感しています。クライアントから「ありがとうございます」と言っていただける瞬間が何よりの喜びです。
原田:先日行われたスマホ用RPGの8周年公開生放送は、特に印象深いものでした。当社は設立3年目から、このタイトルの生配信を継続的にサポートしていますが、今回はイベントの美術設計から空間全体のプロデュースまで一貫して担当できたことが大きな成果でした。
特筆すべきは参加者の温かい雰囲気です。このイベントでは終始ポジティブな空気に包まれていました。長期にわたる信頼関係の構築が、こうした成功につながっていると実感しています。クライアントから「ありがとうございます」と言っていただける瞬間が何よりの喜びです。

グリーンや映像、パネルなどを使うことで、イベントに合わせて会場の雰囲気を変えることができる

配信だけでなく、たくさんの人が交流するイベントも多く開催
日・英・中・韓の4ヶ国語に対応し、YouTube、X、ニコニコ生放送などを含む全14のプラットフォームで同時配信を実施
リアルとデジタルが溶け合う、“体験”のこれからを作っていきたい
——今後のライブ配信業界の展望についてどのように見ていますか?
原田:この業界は現在、大きな転換期を迎えています。一人称視点の配信やVTuberの台頭で、より個人主導のコンテンツへとシフトしている状況です。
スタジオ型の複数人配信のような従来の番組制作は相対的に縮小傾向ですが、テレビコンテンツのネット移行という大きな流れの中で、高品質なライブ配信の需要自体は継続するはずです。録画とは根本的に異なる、視聴者と制作者が同じ瞬間を体験する一体感が生み出す価値は大きいと確信しています。
私たちが長年こだわってきたのは、ライブ配信ならではの「共有される時間と感情」の価値です。ニコニコ生放送の運営やコメント管理を経験する中で、物理的な距離を超えた共感の広がりを実感してきました。一期一会の瞬間を共有することで生まれるつながりこそが、デジタル時代における新しい「場」の本質だと考えています。
——そのこだわりは、具体的な事業展開にどのように結びついているのでしょうか。
原田:現在、特に力を入れているのが、オンラインとオフラインを融合させた「ハイブリッド型イベントソリューション」です。当社のスタジオ空間を最大限に活かし、メインスタジオでの記者会見や公開生放送と、同じ施設内でのネットワーキングや懇親会を有機的に繋げています。
物理的な距離を超えた共感や感動の広がりを実現するために、300インチの大型LEDを常設した高品質な配信環境と、立食パーティーにも対応可能な多目的スペースを一か所で提供できることが最大の強みです。企業様にとっては、発表から交流までをワンストップで完結できるため、時間とコストの削減にも繋がります。
原田:この業界は現在、大きな転換期を迎えています。一人称視点の配信やVTuberの台頭で、より個人主導のコンテンツへとシフトしている状況です。
スタジオ型の複数人配信のような従来の番組制作は相対的に縮小傾向ですが、テレビコンテンツのネット移行という大きな流れの中で、高品質なライブ配信の需要自体は継続するはずです。録画とは根本的に異なる、視聴者と制作者が同じ瞬間を体験する一体感が生み出す価値は大きいと確信しています。
私たちが長年こだわってきたのは、ライブ配信ならではの「共有される時間と感情」の価値です。ニコニコ生放送の運営やコメント管理を経験する中で、物理的な距離を超えた共感の広がりを実感してきました。一期一会の瞬間を共有することで生まれるつながりこそが、デジタル時代における新しい「場」の本質だと考えています。
——そのこだわりは、具体的な事業展開にどのように結びついているのでしょうか。
原田:現在、特に力を入れているのが、オンラインとオフラインを融合させた「ハイブリッド型イベントソリューション」です。当社のスタジオ空間を最大限に活かし、メインスタジオでの記者会見や公開生放送と、同じ施設内でのネットワーキングや懇親会を有機的に繋げています。
物理的な距離を超えた共感や感動の広がりを実現するために、300インチの大型LEDを常設した高品質な配信環境と、立食パーティーにも対応可能な多目的スペースを一か所で提供できることが最大の強みです。企業様にとっては、発表から交流までをワンストップで完結できるため、時間とコストの削減にも繋がります。

温かみを感じさせる広々としたフレキシブルスペース。撮影のほか、タッチ&トライや懇親会など多目的空間として使える
——具体的には、どのような利用方法が可能なのでしょうか?また、この利用方法が広がることにより御社として、どのような未来を目指しているのかもお聞かせください。
原田:例えば午前中に記者会見を行い、そのままランチタイムにはタッチ&トライイベントや懇親会へと流れるようなプログラム設計が可能です。LEDが常設されているため施工時間も短く、準備の負担も少ないのが特徴ですね。月に数件ほどこうした形式での開催実績があり、リピート率も高いです。リアルとデジタルの境界が曖昧になる現代だからこそ、時間と空間を共有する体験の価値はさらに高まっていくはずです。
単に情報を伝えるだけでなく、双方向のコミュニケーションで共感を生み出す場として、私たちはこのハイブリッド空間そのものを進化させていきたいと考えています。技術と空間設計の両面からの革新を重ね、より没入感のある体験を提供することが目標です。
ライブ配信業界の多様化が進む中でも、当社は「質の高いコミュニケーション空間の創造」という軸をぶらさず、技術とクリエイティビティの融合によって新たな価値を生み出し続けます。ハイブリッド型イベントソリューションを通じて、クライアントの情報価値を最大化する、それが私たちの目指す道です。
<本記事はPR記事です>
VENUE LINK編集部の注目ポイント
・300インチの大型LEDスクリーンが既存で併設されているので、設営時間の限られているイベントなどの際に利用しやすいのがポイントです。
・テクニカルスタッフもプロフェッショナルが揃っているため、生配信イベントなども安心して開催をすることができます。
・恵比寿駅徒歩7分という好立地のためPRイベントなどメディアを集客する際にも、来場をしてもらいやすく外に拡散をしやすい点もポイントです。
write:takako minoshima
edit : yoko sueyoshi
photo : hideki ookura
原田:例えば午前中に記者会見を行い、そのままランチタイムにはタッチ&トライイベントや懇親会へと流れるようなプログラム設計が可能です。LEDが常設されているため施工時間も短く、準備の負担も少ないのが特徴ですね。月に数件ほどこうした形式での開催実績があり、リピート率も高いです。リアルとデジタルの境界が曖昧になる現代だからこそ、時間と空間を共有する体験の価値はさらに高まっていくはずです。
単に情報を伝えるだけでなく、双方向のコミュニケーションで共感を生み出す場として、私たちはこのハイブリッド空間そのものを進化させていきたいと考えています。技術と空間設計の両面からの革新を重ね、より没入感のある体験を提供することが目標です。
ライブ配信業界の多様化が進む中でも、当社は「質の高いコミュニケーション空間の創造」という軸をぶらさず、技術とクリエイティビティの融合によって新たな価値を生み出し続けます。ハイブリッド型イベントソリューションを通じて、クライアントの情報価値を最大化する、それが私たちの目指す道です。
<本記事はPR記事です>
VENUE LINK編集部の注目ポイント
・300インチの大型LEDスクリーンが既存で併設されているので、設営時間の限られているイベントなどの際に利用しやすいのがポイントです。
・テクニカルスタッフもプロフェッショナルが揃っているため、生配信イベントなども安心して開催をすることができます。
・恵比寿駅徒歩7分という好立地のためPRイベントなどメディアを集客する際にも、来場をしてもらいやすく外に拡散をしやすい点もポイントです。
write:takako minoshima
edit : yoko sueyoshi
photo : hideki ookura