べニューニュース

ゴミやうんちをきっかけに、世界の循環と向き合う

ゴミうんち展

2024年9月27日(金)〜2025年2月16日(日)まで、東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデンの「21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2」で「ゴミうんち展」が開催されます。

ゴミとうんちは、人間の社会に常に存在するものでありながら、どこか見たくないものとして扱われています。しかし、世界はさまざまなものが循環しており、自然界において、ゴミとうんちも重要なパーツの一つです。

そこで、本展では身の回りから宇宙までを見渡し、さまざまなゴミやうんちにフォーカス。現代のゴミとうんちの概念や、それが生まれた理由を深く考察するため、さまざまな「ゴミうんち」と向き合う機会を提供します。

ゴミとうんちを「pooploop」という世界の循環の一部として捉え直し、これまで避けてきた存在に改めて向き合うことで、単なる社会問題にとどまらず、さまざまな側面視点が見えてきます。

井原宏蕗「cycling -black dog-」(撮影:副島泰平)

ギャラリー1を「糞驚異の部屋」と称し、身近なものから宇宙までを見渡してさまざまな「ゴミうんち」にまつわるものを展示。ゴミになるもの、リサイクル資源、190種類を超える土、うんちからつくられるプロダクト、発酵にまつわる身近なもの、ミミズの生態やトイレにまつわる資料展示など、約300〜400種の展示作品や資料を展示します。

ギャラリー2を中心に、「ゴミうんち」という新しい概念を元にリサーチした新しい循環や価値の提案、ゴミの定義を考え直すアプローチ、人間と自然の関係性を再考した作品、あまり見えてこなかった大きな循環を可視化した作品などを展示します。

山野英之 「クソバッジ」

すぐに処分したり、シンプルにしたりせずに、じっくり観察し新しい視点を持つことで、驚くべき発見や好奇心が生まれるはずです。ゴミうんちという新しい概念をもとに、世界の循環に挑むと向き合う実験の場。覗いてみると新しい視界が広がるはずです。

edit & write: yoko sueyoshi
会期:2024年9月27日(金)〜2025年2月16日(日)
休館日:火曜日(2月11日は開館)、年末年始(12月27日~1月3日)
開催時間:10:00~19:00(入場は18:30)
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
住所:〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
費用:一般1,400円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料(いずれも消費税込)


※主催者の都合により情報が変更になる可能性があります。最新の情報はイベントHPをご確認ください。
X
facebook